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D-EDGE 2020 ロードマップ

2020年9月24日 に公開 by Antoine Buhl - CTO

ホテル経営者の皆様は今の不確実な期間に適応し、日常業務を容易にするだけでなく、顧客の様々なニーズに応えるための柔軟なソリューションを必要としていることと思います。 D-EDGEは毎年、売上高の15%以上をR&Dに投資しており、現在もかかわらずにチームを維持し、ソリューションや新製品の開発に取り組んでいます。今後数か月のロードマップをご紹介します。

COVID-19の影響によって求められる新たなニーズに対応

過去数か月間、私たちの優先事項はCOVID-19によって発生した前例のない状況を管理するためのホテルのソリューションを提供することでした。 この目的に集中するように焦点を移し、開発の優先順位を再評価しました。
費用をご負担いただくことなく、いくつかの「COVIDに関する特別な機能」を開発しました。

  • マス・キャンセレーション: 大量の予約をキャンセルするためのルールを作成し、オプションで料金を適用することができます。
  • パーソナライズ・メッセージの通知:今年の3月以降、D-EDGE予約エンジンではパーソナライズされたメッセージを表示し、ホテルの閉館や再オープンのお知らせ、実施している衛生対策や規則についてお客様に通知できるようになりました。
  • バウチャー発行:この機能は現在パイロット段階です。お客様の予約キャンセル後、D-EDGEエクストラネットで該当予約のクレジット管理すると同時に、バウチャーを自動的に発行できるようになります。.
  • ホスピタリティ・リカバリートラッカー: ホテル経営者の皆様が、この困難で不確実な時期に正しい決定を行えるように、D-EDGEはヨーロッパおよびアジア太平洋諸国のホテルアクティビティーの変化の主要な指標を動的にバロメーターでオンラインに掲載しました。

今後の開発と改善

D-EDGEのミッションは、ホテル経営者に日常業務を容易にし、その他の新たな分野に注力していただくための技術的ソリューションを提供することです。 2020年の後半も、開発チームは以下の分野で数多くの革新を提供し続けます。

ソリューションの合理化

ホテル経営者は、PMS、CRS、チャネルマネージャー、予約エンジン、RMS、コールセンター、CRMなどの日常業務に複数のソリューションを必要としています。これらのソリューションはすべて不可欠ですが、 それらが連携していればさらに使いやすいはずです。
私たちは日々、高レベルのインテグレーションの価値を認識しています。弊社のの目標は、お客様にオールインワンソリューションを提供することです。
今年1月に、ホテルのディストリビューションと顧客管理に関連するあらゆるニーズに対応するためにホテルCRMを発表しました。また、引き続きインテグレーション製品の開発を継続していきます。

お客様制約を課すことなく、 D-EDGEのお客様は、D-EDGEソリューション及びサードパーティのソリューションをいつでも組み合わせていただくことが可能です。 私たちはすでに、グローバルおよびローカルの500を超えるパートナーとのコネクティビティーを提供しています。
また、D-EDGEは、GDSを自社のプラットフォームと統合しています。GDSはビジネス顧客への販売を開拓したいホテルの鍵となる販売チャネルです。 Travelportとのダイレクトコネクトはすでに最終段階にあり、Amadeus、Sabreとのダイレクトコネクトは来年初頭を予定しています。

旅行者の予約体験を改善

主要なeコマースサイトのユーザーエクスペリエンスに影響され、ホテル予約に関する旅行者の期待は変化しています。 予約プロセスは、流動的で安全で、完全に統合されている必要があります。
今年の末を目途に、予約エンジンとホテルウェブサイトを完全に統合する新しいコンセプトを発表します。 これは、ウェブサイトでホテル情報をチェックし、ホテルの宿泊予約する際に、シームレスで一貫したブラウジングエクスペリエンスを提供するものです。
また、Book on GoogleをすべてのD-EDGEユーザーが利用できるようにします。
最後に、例えばSmart Booking Engineで食事プラン機能を追加するなどの改善を進め、従来のツールの開発を継続していきます。こちらは、 現在はパイロット段階であり、今後数週間で一般公開をできるように進めております。

消費者の新たな要求に対応

旅行者の個人データが適切に管理されることを保証することは、高品質なサービスを提供する上で不可欠な部分です。 規制が変更され、この分野でゲストの期待がますます高まっています。
GDPRの新たな義務 – 「忘れられる権利 (Right to be forgotten)」やゲストデータへのアクセスなど、ホテルに長くて複雑な手順を伴う可能性があるため、すべてを簡略化することにしました。
GDPR関連の義務に関して、ホテル経営者の自律性と応答性を高めるために、9月から新機能が利用可能になります。 D-EDGEエクストラネットで利用できる抽出機能を使用し、ホテルが保有するすべての個人データを知りたいという顧客からの要求に、個人データの保持ルールを簡単に設定して対応できます。

日常業務をより簡単に

ホテルは24/7で運営されているため、緊急の決定が必要な場合に、必ずしもマネージャーがオフィスやコンピューターの前にいられるとは限りません。 D-EDGEは、皆様に最高のモバイル体験を提供すべく、セントラルインベントリ・モバイルアプリを開発しました。これにより、スマートフォン(iOSおよびAndroid)から、在庫や価格の管理、レートの調整などの緊急タスクを簡単に実行できます。
このアプリはAppleストアまたはGoogle Playで追加費用なしで入手できます。

ホテルディストリビューションのデジタル化をサポート

“ますます多くのホテルが、メタサーチキャンペーンとサーチおよびディスプレイマーケティングを組み合わせて、パフォーマンスを最適化しています。
D-EDGEはマルチメタサーチキャンペーン管理プラットフォームであるMetaGeniusプラットフォームをすべてのキャンペーンタイプに拡張しました。 ホテル経営者の皆様は、メタサーチ、サーチ、及びディスプレイのすべてのデジタルマーケティングの予算や入札を、単一のインターフェースで管理できるようになります。”

AI(人工知能)を活用したデータマイニング

D-EDGEが処理する数万件のトランザクションは、世界の多くの地域におけるホテルのディストリビューション傾向について独自の視点を提供する事が可能です。 高度な統計分析と人工知能アルゴリズムを使用して、エンジニア、アナリスト、データサイエンティストのチームは、効率的なツールをホテル経営者の皆様に提供すべく日々取り組んでいます。

  • 例えば、ホスピタリティー・リカバリー・トラッカー を使用して、依然として非常に不確実な状況である現在の状況を最大限に活用できるよう、マーケットの回復に関する分析を共有しています。
  • ホテルの広告の現状に関する最近の研究 では、さまざまなチャネルがどのようにパフォーマンスするかの分析および、我々が推奨するオファーの最適化について示しています。
  • D-EDGEが提供するソリューション、メトリックレポートダッシュボードの改善を続けています。
  • アクションを推奨したり、特定の手動操作を自動化するための新しい機能を作成しています。

私たちの目標は、技術革新と使いやすさを組み合わせて、ホテル経営者が何よりもまずお客様に集中できるようにすること、 これは、100人を超えるエンジニア、エキスパート、プロダクトスペシャリストで構成されるインターナショナルチームを動かすビジョンです。 私たちは世界中に広がる多くのお客様やパートナーと常にコンタクトを取り合い、 ホテル経営者がより効率的にホテルを管理し、顧客に最高のサービスを提供できるようにするためのイノベーションの開発に取り組んでいます。

Antoine Buhl

 

 

 

Antoine Buhl – Chief Technology Officer 

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